見た目に反して難しいデックビルダー Wildfrost をやった

Slay the Spireなどのローグライクファンで絵が好みだったので買った。

ビジュアルやサウンドは総じて良く、ジャンルで最高のレベル。トレイラーをまず見てほしいが、実際にプレイしないと分かりづらい小さな演出が手触りを良くしている。
ただし現状では不親切で難易度が高く、このジャンルが好きでないとクリアまでたどり着くのは難しいと思う。

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蛇足

ゲームシステムに関する詳しい感想、不満と期待

戦闘システム

正直とっつきづらい。カウンターシステムは交互ターンのゲームと比べて難しい。また配置と行動順の関係や攻撃先の優先度をチュートリアルで説明してくれない。その上カウンターやトリガーの類があるので何が起こるか把握できるようになるまで時間がかかったし、未だにミスる。
これを更に厳しくしているのがゲームオーバーの仕様。リーダーのHPが0になったら即終了で、ワンミスで1時間かけたランが急に終わったりする。ちなみにちゃっかり毎ターンセーブなのでズルしづらい。

エンカウント

各戦闘ごとにテーマがはっきりしている点は面白い。例えば全体回復する敵とHPに応じたダメージを与える敵が一緒に出てくるとか、とにかく毒を与えてくるとか色々バリエーションがある。
一方でテーマが尖っていることで、自分のデッキが敵にカウンターされていると感じることが多い。一番酷いのが、こちらの攻撃対象をランダムにする敵と反射ダメージのある敵を一緒に出すエンカウントで、これを知らずにアタッカーを並べると即死する。実はテーマの順序はかなり決まっていて、戦闘ごとに2種類から4種類しかない。これを死に覚えで把握して初めて戦略的にデッキを組むことができる。

アップデートへの期待

アーリーアクセスではなく、v1.0として発売されていて今後のアップデートは特に約束されていないが、すでに複数のバグ修正パッチが入っていて、またバランス調整も予定しているようだ。修正可能に思われる問題点はそこそこあるし、欲を言えばもっと味方や敵を追加してほしい。