ACM-ICPC 2017 World Final 参加記

バンコク大会で3位(サブリージョンで2位)で、World Final参加権を得ました。(バンコク行ってた時はFinal行けると思ってなかった)

東工大・チームpo(僕,yosupo,dnk,コーチhadrori)は5完で34位でした。
ちなみにペナルティ込みだと51位です。
応援・協力して頂いたみなさんありがとうございました。

本番のチームとしてのパフォーマンスはイマイチ目だったので悔しいです。

写真とかはここに多分あります。
icpcnews.com
トップの流れる画像4枚の一つにプラクティス中のチームの様子が映っててビックリ。

コンテスト

(覚えてる限り)

バンコクの時と同じくとりあえず3分割して並列に読むところからスタート。
僕はAから読み始めて、Aは幾何なのでパス、Bは超面倒系か?正確に読めなかったのでパス、Cは概要が簡単でまだ解けそう
Cの概要をよすぽに伝えて、解法を考えてもらった。
が、ここで箱を取るだけで移動できないと思いこんで伝えてしまう大失敗をした。

Cは最小流量制約付き最小費用流で解けるとよすぽに聞いたが、僕が組めないので実装をdnkにパス。
よすぽにスライド最小値覚えてますかって聞かれる→覚えてないのでパス

I問題の概要をよすぽに伝えて、僕は変換規則は単語だと思っていたんだけど、文字と言われてそうだねやるだけだねとなった。
Iを実装してAC。

順位表からFが簡単らしいので読んで概要をよすぽに伝えて、DP解法を貰った。
このときCかDのデバッグでパソコン空いてなかったので紙で実装を詰めるのと空いた時に書くのを往復して通した。

このあとはいろんな問題を読んで、B考えてこれはSATソルバーが無いと無理でしょwとなって、Gの考察を始めた。
Gの考察中にCの誤読が判明した(絶望)
Cを読み直して正しい概要をよすぽに投げる。

Gはよすぽと相談しながら解いていった。ノートを塗って色々実験した。
サンプルが通ったあと、提出してRE。アサーションに引っかかってそうなのでランダムケースを食わせてみて実験。
気づいていないコーナーケース(これ→###)があって、修正。
それでも通らなくてよすぽにデバッグしてもらって修正、AC。

最後は詰まってるAのライブラリ写経ミスがないか調べたり祈ったりしてた。

反省

個人の部分では、要精進(毎回言ってる)を除くと、
C:思い込みで違う問題を伝えてしまったので最悪
I:ちゃんと読めてたら別に相談しなくてもよかった
F:これくらいの問題は相談しなくても解けるようにしたいかも?
G:これが通せたのは良かった

ラピッドシティと色々

サマータイム込みで日本との時差が-15時間。
日本→デンバーだと東回りで時間が巻き戻る。

日本と比べると緯度と標高が高くて、寒くて乾燥してた。


大統領の顔の彫刻があるラシュモア山で有名。
チームの顔をスキャンしてラシュモア山の彫刻っぽく3Dプリントしてくれたやつをもらえた。
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正直どれが誰かを判別するのは結構難しい。


Finalの前の日の夜にダウンタウンに出て肉を食べた。
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量が少なすぎるように見えるが、肉が超分厚くてこれでも7oz(200gくらい)。


これはラピッドシティからデンバーに帰る途中の機内から撮影したアメリカン農業
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英語

気を使ってくれないと厳しい。
ギリギリできたのがフロントに電話して歯ブラシと歯磨き粉をもらうレベル。
ラピッドシティからデンバーに飛ぶ前、搭乗ゲートで止められて早口で喋られて分からんって言ったら席を替えられた。
(非常口付近の席は非常時にコミュニケーションを取れる人が座る必要があるため)

今後

今年のICPCに参加するかは未定です